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芝生の枯れる原因と対策

芝生の枯れる原因と対策

芝生の枯れる原因と対策

 

芝生を育てていると枯れてしまうことがあります。

芝生が枯れる原因には大きく分けて「芝生の種類による特性」「間違った手入れ方法」「病害虫」に分けられます。

高麗芝などの日本芝は比較的育てやすいですが、西洋芝は手入れが難しく病害虫の被害にも会いやすいです。

芝生の枯れは自然と回復する場合もありますが対策が必要な場合もありますので紹介していきたいと思います。

 

◉ 芝生が枯れる原因                            

 

まずは芝生が枯れた原因を見極めます。

・季節によって枯れる

・水不足が原因

・芝刈りの方法が原因(軸刈り)

・除草剤が原因

・病気が原因

・害虫が原因

芝生が枯れるのは上記に原因があることがほとんどです。

病気や害虫による原因以外は、行っていた芝生の手入れに何か心当たりがあるかもしれません。

 

◉ 季節によって枯れる                           

 

高麗芝などの日本芝は、気温が10℃以下になると成長が止まり、冬になると必ず芝生の葉が茶色く枯れてしまいます。

時期でいえば11月から3月頃までになります。

冬の間は枯れていますが春になると再び新芽が出始めキレイな緑の芝生になるので、そのままで問題ありません。

 

◉ 水不足が原因で枯れる                          

 

他の植物と同じように芝生も成長する水分が必要です。

春や秋は自然の雨で水分補給することもできますが、夏の晴れた日が続いた時や猛暑の中では水不足で枯れてしまうことがあります。

水不足で枯れた場合は、まずは十分な水やりを行って新芽が出てくるか待ちましょう。

芝生が成長する春〜夏の時期であれば水を与えることで新芽が出てくる可能性があります。

 

◉ 芝刈りに原因がある(軸刈り)                      

 

芝刈り後に枯れた場合は軸刈りの可能性があります。

長く伸びた芝生を一度に短く刈ってしまうと葉の部分が無くなってしまい芝生が剥げたようになります。これを軸刈りと言います。

軸刈りをしてしまうと成長するための光合成ができなくなります。

長く伸びすぎた芝生を短くしたい場合は、何度かに分けて少しずつ短く刈っていくようにします。

春から夏にかけての芝生が成長する時期であれば、再び新芽が出てきて回復することが多いので、しばらく様子をみてください。

 

◉ 除草剤が原因で枯れる                          

 

一般的な除草剤の場合は芝生も枯らしてしまうことになります。除草剤を使うときは必ず芝生用の除草剤を使う必要があります。

芝生用の除草剤を使った場合でも夏場の芝生が弱っている時に使用したり、部分的に濃く散布してしまったりすると枯れることがあります。

間違った除草剤を使ってしまった場合は回復は難しいと思いますので植え直しが必要になります。

芝生用の除草剤を使って枯れた場合は水やりを十分行うなどで回復する可能性もあります。

 

◉ 病気が原因で芝生が枯れる                        

 

芝生は水はけや風通しが悪かったり、手入れを怠っていると病気を起こして所々枯れてしまうことがあります。

間違った手入れ方法に心当たりがない場合は芝生の病気が原因かもしれません。

芝生の病気は病原菌が原因となっている場合が多いので症状にあった殺菌剤を使用します。

症状が軽ければ、そのまま放置していても自然と回復することもあります。

 

◉ 害虫によって芝生が枯れる                        

 

シバツトガ、スジキリヨトウ、スギコガネなどの芝生の害虫は芝生に卵を産み付け孵化した幼虫が芝生の葉を食べる食害を起こします。

芝生の害虫は放置すると被害がどんどん広がっていきます。まずは害虫を駆除するのが先決です。

ミスチオンなどの芝生に使用しても大丈夫な農薬を使用して駆除します。

早い対応ができれば害虫の食害で芝生が完全に枯れることはないので害虫が駆除できれば徐々に回復していきます。

 

◉ 芝生は丈夫な植物です                          

 

紹介したように芝生が枯れる原因は様々です。

ここまでの内容を読んでいただければ分かるように、芝生は意外と丈夫な植物で自然と回復してくれる場合もあります。

日本芝の場合であれば枯れた部分だけを植え替えたりと補修する方法もありますので諦めずに芝生のある生活を楽しんでもらえたらと思います。