芝生のお手入れ方法について紹介したいと思います。
芝生は1年を通じたお手入れカレンダーに沿ってメンテナンスするとキレイに保つことができます。
芝生のお手入れ方法について紹介したいと思います。
芝生は1年を通じたお手入れカレンダーに沿ってメンテナンスするとキレイに保つことができます。
◉ 芝生お手入れカレンダー
①芝生の肥料 ②芝生の目土 ③除草用フォーク ④芝生バサミ
⑤竹ぼうき ⑥熊手 ⑦レーキ ⑧ローンスパイク
⑨芝刈り機
芝生の管理に最低限必要なのは、刈り込みバサミと熊手(レーキ)、散水ホースです。
芝生の面積が広い場合は手動や電動の芝刈り機があると便利です。
細かい作業をする際は植木バサミや芝刈り用の電動バリカンも役に立ちます。
根が密集しすぎた場合のエアレーションには専用スパイクの使用をオススメします。
◉ 掃除をして雑草を抜く
熊手や竹ぼうきなどでゴミや落ち葉をかき集めます。芝生を適宜刈っていれば丈の高い草の侵入はおおむね防ぐことができます、しかし、低い草の侵入を防ぐことは困難なので見つけ次第除草しましょう。
芝刈りの際に芝と一緒に刈り込んでも根が残っていると草はどんどん伸びてきます。草は根ごと引き抜くようにします。
土が硬いと根ごと取るのが難しいので雨の後などの土が柔らかい時に作業するのがオススメです。
手で抜くのが難しい時は除草用フォークなどを使うと良いです。
刈り込み方法
芝生の手入れの基本は刈り込みです。
定期的に刈り込むことで健康な芝生を育てることができます。
芝が伸びてきたら2〜3㎝程度の高さになるように刈り込みます。
5月〜6月、9月〜10月頃は月に1〜2回。成長の最も早い7月〜8月頃は月に2〜3回を目安に刈り込みます。
◉ 刈り込みは周囲から
まず、芝生の周囲や塀、庭石、立木のキワなど芝刈り機で刈れないところを芝生バサミで刈り込みます。
建物のキワを整えるとキレイな印象になります。
芝刈り用の電動バリカンを使用するとスピーディーに作業が進みます。
◉ 広い面を刈り込む
次に芝刈り機で刈り込んで行きます。
芝刈り機を使う際には芝が寝ていることがあるので1方向ではなく縦方向と横方向の両方から刈るようにします。
芝刈り機の歯のレベル(刈り取る高さ)を調整してから作業をします。
刈り高の目安は2㎝くらいが良いです。
また、使用後は芝生の刈りカスや汚れをそのままにしておくと切れ味が悪くなるのでメンテナンスもしておきましょう。
◉ 刈りカス(サッチ)を処分する
刈りカスは根腐れや病虫害の原因になります。
熊手などでかき取りそのまま置かずに必ず捨てるようにします。
2年目以降は冬枯れした葉やこぼれた刈り草がサッチとして堆積し始めます。3月の新芽が出る頃に出来るだけ取り除くようにします。
◉ 目土をいれて肥料をまく
刈り込みが終わったら芝生の目土を入れてレーキの背や板切れなどで平らにならし芝生の肥料をまきます。
目土入れの目的
目土には発芽や発根を促進する役割と、芝生の凸凹などを修正する役割があります。
芝生は地下茎が地表の浅いところを這うため、成長点がだんだん上がってきて地下茎が露出することがあります。
目土は露出した地下茎を覆って、水や養分を吸収しやすくして成長をよくする効果があります。
また、芝生が凹んでいる場合は芝生の表面に目土を入れて凹んだ部分を徐々に平らにならしていきます。
目土入れのポイント
目土を撒いたら熊手やトンボで5mm程度の厚さになるようにならしていきます。
特に凹んだ部分は平らにするために土を厚く盛りたくなりますが急に土を厚くかぶせると芝生が蒸れて傷んでしまうので徐々に平らにするようにします。
全体的にならしたら軽く水をかけて土に定着させて完了です。
目土は芝生の生育期に入る前の2月末〜3月初め頃が敵期です。
目土を続けると土の高さ(グランドレベル)が上がってしまうので目土の撒きすぎには注意してください。
肥料のポイント
肥料は一度に必要以上施すと肥料焼けをして葉や根が傷んでしまうことがあります。
3月頃、6月頃、8月頃の3回程度に分けると良いです。
芝生の肥料は雑草への肥料にもなってしまうので適量を施してください。
肥料後は水やりを十分に行い、肥料が全体に行き渡るようにしてください。
◉ 霧状の水をたっぷりまく
夏場の乾燥期には霧状の水を、芝生全体にたっぷりとまきましょう。
夏の水やりは水滴がレンズの代わりになり葉を傷めてしまうので早朝もしくは夕方に行ってください。
朝方は午前9時ごろまで、夕方は午後5時以降が目安です。
また、ホース内で温まった熱い水が芝生にかからないように出始めの水は使わないように注意してください。
◉ エアレーション
エアレーションは地面に穴を開けるお手入れのことです。
芝生は3〜5年で根が密集してしまし生育が悪くなります。
そこで金属のスパイクで10㎝前後の間隔で深さ10㎝ほどの穴を開けて水や空気の通り道を確保してやります。
地中に空気が入ることで微生物の活動も活発になり、枯芝や古い根の分解も促進され、水はけも改善せれます。
エアレーションを行う際には地中の配管や庭園灯の配線などに注意が必要です。