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庭のライティング

投稿日 2021年7月21日
庭のライティング

エクステリアにおけるライティングには大きく3つの役割があります

演出 アプローチや門周りはもちろん、植栽などにも照明を使うことで幻想的で魅力的な雰囲気を演出します。
安全 人の往来が多い玄関やアプローチに照明を設置することで段差や障害物を認識でき躓きや転倒を防ぐことができます。
防犯 不審者の味方となる暗い場所を少なくすることで防犯効果を高めます。また、人が近づくとパッと光る人感センサーライトも頼りになります。

雰囲気の演出だけでなく安全も考慮したライティングを考えるのがポイントです。

照明の種類

照明器具にも様々な種類があり用途に合わせて使い分けができます。
よく使われる物をいくつか紹介します。

門灯
門塀や門柱などに取り付ける照明です。
門周り全体を照らす門柱灯、ポストや表札、インターホンを照らす表札灯などがあります。

アプローチライト
門から玄関はと続くアプローチを夜間でも安全に歩行するための照明です。
フットライトやポールライトなどの種類があります。

スポットライト
植栽などを上や下から照らすライトです。

センサーライト
防犯の役割としても紹介したセンサーライトですが、いくつか種類があるので紹介したいと思います。
・設定した時間内のみ点灯するタイマーセンサー
・暗くなると点灯し明るくなると消灯する明るさセンサー
・人を感知して作動する人感センサー

大きく分けて3タイプがあります。

パナソニック スマートEEスイッチ

パナソニック スマートEEスイッチ
暗くなれば自動点灯し一定の時間で自動消灯します。当社事務所にも設置しています。

ライティングのテクニック

株立ちと幹立ちのライティング

株立ちのライティング
株立ちの樹木をライトアップすると幹は光を受ける面が細く、隙間から漏れる光が葉を浮かび上がらせます。
幹立ちのライティング

幹立ちの樹木をライトアップすると幹が太くなるほど光を遮断し影が生まれやすいです。
密集した葉や枝は光の抜け道も塞いでしまいます。
この場合は幹を当てるのではなく葉を外から撫でるようにライトアップします。

株立ちと幹立ちのライティング

シャドーライティング
樹木の陰を壁面に投影する方法をシャドーライティングと呼びます。
葉の密度の薄い樹木に適していて密度の濃い樹木だと陰が大きな黒い塊となってしまいます。

シャドーライティング

クロスライティング
葉の密度の濃い樹木はどの角度から見ても美しく照らすことのできるクロスライティングという方法がオススメです。
このライトアップは複数のライトで照らすため、ライトの位置や角度を調整して理想的な明るさや光の範囲が作り出せます。

光の当て方でお庭やファサードの雰囲気が変わります。
昼間だけでなく夜もお庭を楽しめるよう外構計画にライティングを取り入れてはいかがでしょう。

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