天然芝と人工芝の選び方


芝生の広がるお庭に憧れている方も多いのではないでしょうか?
でも芝生はお世話が大変なイメージがあったり、最近では人工芝を敷いているお庭を見ることも増えてきたと思います。
そこで、今回は天然芝と人工芝の特徴やメリットデメリットを紹介していきます。
◉天然芝と人工芝の基本情報
・天然芝
イネ科の多年草を総称して「芝」と呼びます。
日本のお庭にはやはり日本芝が合います。日本芝にはコウライシバやヒメコウライシバなどの種類があり、ティーズガーデンでもこの2種類を使っています。どちらも10℃以下になると茶色く冬枯れの状態になりますが、春になれば緑色の新芽が復活します。
天然芝の中には1年中緑色を保つ西洋芝もありますが、こちらは夏でも涼しい地域向きで乾燥に弱く成長が早いのでゴルフ場並みの管理ができないと育てるのは難しいです。
・人工芝
一般的には合成樹脂で作られていて、需要の高まりから年々品質も向上しています。メーカーによって特徴も様々ですが、あえて枯芝(茶色い部分)を混ぜてリアルな風合いを再現していたり、高密度に植え込みをしてクッション性を出しているものもあります。また、防炎承認や抗菌性試験を行い安心安全に考慮している商品もあります。もちろん生き物ではないので、水やりなどの管理は必要なく1年中美しい緑を楽しむことができます。
◉天然芝と人工芝のお手入れと耐久性の違い
・天然芝
芝生の主なお手入れといえば水やりと芝刈りになります。
春から休眠期に入る10〜11月頃までは適宜水やりが必要です。芝刈りも生育期には月に1〜3回してあげる必要があります。
それ以外にも雑草取りやエアレーション、目土入れなども必要になってきます。
大変だと思った方も多いと思います、ですが意外と芝生のお手入れにハマってしまう人も多いんですよ。
手入れをした分キレイに育ってくれるので、適切に手入れしていれば何十年と育ってくれるにが天然芝の良い所です。
・人口芝
人工芝に必ず必要なお手入れはありません。
キレイに使うために心がけておくポイントとしては、同じ場所に物を置きっぱなしにしないことです。パイル(葉)が倒れた状態になってしまい元に戻らなくなります。
また、どうしても落ち葉やゴミがパイルの間に溜まってしまうので、粗目の箒で小まめに掃除するようにします。
何もしていないとパイルが寝た状態になり見た目が芝生らしくなくなるので定期的に箒や手櫛で葉を起こしてあげると良いです。
人工芝の耐久年数は商品や使用状況により大きく変わりますが平均して7〜8年が目安となっています。
◉天然芝と人工芝のメリット・デメリット
天然芝メリット
◯ 見た目に変化があり、風情や愛着を感じることができる
◯ お手入れをすることで何十年と付き合うことができる
◯ 天然ならではの温かみを感じることができる
◯ 人工芝よりの安価に取り入れることができる
◯ 夏場は涼しくリラックス効果が期待できる
天然芝デメリット
◯ 冬は茶色く枯れたように見てる
◯ 芝刈り、水やり、雑草取りなど季節に合わせた小まめな手入れが必要
◯ 日当たりや水はけなど条件が合うところでないと生育が難しい
人工芝メリット
◯ 一年中美しい緑の景色を楽しむことができる
◯ お手入れが簡単
◯ 防草シートも合わせて施工するのでお庭の雑草対策になる
◯ 日当たりなどを気にせず好きな場所に敷くことができる
人工芝デメリット
◯ 景色や季節の変化に乏しい
◯ 天然芝に比べて費用が高額
◯ 使用条件や商品にもよるがパイル(葉)の劣化による敷き直しが必要になる
◯ バーベキューなどの火気は人工芝が溶けてしまうことがあるので注意が必要
天然芝と人工芝のメリットデメリットはいかがだったでしょうか?
これだけで判断するのは難しいかもしれませんが、お庭でどんな風に過ごしたいかをイメージして目的や場所など具体的なところから天然芝と人工芝のどちらにするか選ぶのも良いと思います。
天然芝と人工芝のどちらを敷くか悩まれている方はぜひ参考にしてください。